肛門外科

患者さんへ

肛門外科では、便秘、痔核、痔瘻、裂肛、直腸脱などに対する診療を行っています。

近年の食物繊維の摂取量の減少、ストレス社会、運動量の減少や高齢化などに伴い、便秘を訴える人が増加しています。慢性便秘症は、生活習慣のみならず、様々な病気と関連していることがあり、注意が必要です。肛門外科では、便秘の原因精査から生活習慣のアドバイス、各種薬物治療まで行っています。

同じように生活習慣が大きく影響する痔疾患に対しても、専門的に評価した上で治療を行います。外用薬などによる保存的加療から痔核結紮切除術、四段階硬化療法（ALTA療法）、痔瘻根治術（全瘻管切除）、シートンドレナージ術まで、病態に合わせて選択します。女性の悩みの種でもある妊娠・産後の痔にも、女性医師による肛門外来で手厚く対応しています。

また高齢者に多い直腸脱に対しても、大腸肛門専門病院としてバリエーションに富んだ術式を用意しており、肛門輪縫縮術、会陰式直腸脱根治術（デロルメ法、アルテマイヤ―法）、PPH法、直腸固定術など行っています。

扱う疾患

便秘

痔疾患:痔核（内痔核、外痔核、血栓性外痔核）、肛門周囲膿瘍、痔瘻、裂肛

完全直腸脱、不完全直腸脱、直腸瘤など

• 杉政先生Drインタビュー