一般外科

患者さんへ

外科では、一般外科、腹部消化器外科、肛門外科、乳腺外科を担当しています。一般外科としては、救急医療としての外傷、熱傷など、粉瘤や脂肪腫など良性の皮下腫瘤に対する外来手術、体表のリンパ節生検、鼠径ヘルニア（嵌頓に対する緊急対応、根治手術）などに対する診療を行っています。とくに鼠経ヘルニアに対しては、腹腔鏡下ヘルニア根治術（TAPP）を第1選択とし、早期の退院を心がけています。

扱う疾患

外傷、熱症、皮膚・皮下腫瘍（粉瘤、脂肪腫、疣贅など）、陥入爪、褥瘡、リンパ節生検、鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアなど

腹腔鏡下ヘルニア根治術（TAPP法）

おなかに小さな穴を3カ所開けて、そこからカメラと鉗子を入れて、おなかの中の様子を大きなモニターに映し出して手術をします。おなかの中から観察するため、症状の無い反対側の診断も可能です。ヘルニア門（原因となるヘルニアの出口）を確認して、ポリプロピレン製の補強材（メッシュ）でヘルニア門を覆います。腹腔鏡下手術では鼠径部のヘルニアになりやすい複数の脆弱部（内鼠径ヘルニア、外鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアなど）を1つのメッシュでしっかりと覆うことができ、合理的な修復方法です。鼠径部にメスを入れる従来からの前方アプローチもありますが、当院では低侵襲・早期退院など患者さんのメリットからTAPP法を第1選択としています。

ヘルニア手術数

クリニカルパス