検査部

臨床検査

臨床検査は、血液や尿、細胞などを調べる『検体検査』と心電図、超音波検査など患者様の体を直接調べる『生理機能検査』の二つに大きく分けられます。

検査部では遠山病院基本理念『信頼され愛される病院に』のもと、現在1名の検査部長と23名の臨床検査技師が採血業務やさまざまな臨床検査を行い、患者様の病態把握・治療方針の決定・治療後の経過観察などに必要な情報を、24時間体制で正確かつ迅速に提供しています。
入院患者様の血液検査は朝6時より測定し、8時半までに結果報告しています。
検査データの信頼性を維持するために各種外部精度管理への参加、日常の内部精度管理を実施しています。日本臨床衛生検査技師会が証明する『品質保証施設認証』を取得しています。
これからも安心安全、知識・技術の向上に努めてまいります。

採血室

看護部と協力して採血業務を行っています。
またヘリコバクターピロリ尿素呼気法、自己血糖測定器管理を実施しています。

検体検査室

検体検査は生化学検査、免疫検査、血液検査、輸血検査、細菌検査、一般検査、病理検査に分かれます。

  • 生化学検査
    血液中の蛋白、脂質、酵素、ホルモンなどを調べ、各種臓器の状態を把握する検査です。
  • 免疫検査
    腫瘍マーカー、ウイルス抗原・抗体などを調べ、腫瘍や感染症の状態を把握する検査です。
  • 血液検査
    血液中の細胞を調べ、白血病、貧血、炎症の有無を調べます。
    怪我をした際、出血が止まるがどうかを調べる凝固検査も行っています。
  • 輸血検査
    輸血を実施する際に必要な血液型検査、交差適合試験を行っています。
    輸血製剤の発注・入庫・検査・保管・製剤搬送を24時間体制で行っています。
  • 一般検査室
    尿定性検査で尿中のPH、蛋白、糖、潜血などを調べ、糖代謝・腎機能・肝機能・尿路感染などを評価しています。
    尿沈査は尿中有形成分分析装置で分類し、異常がある場合は顕微鏡で詳細に観察しています。
    便ヒトヘモグロビン定量は便中の血液成分を検出し消化管出血等を評価しています。
  • 細菌検査
    喀痰・尿・便・膿・血液などあらゆる検体から病気を起こしている菌(病原菌)を特定しどの治療薬が有効であるかを調べます。
    院内感染対策委員及び感染対策チームの一員として院内感染対策に取り組んでいます。
  • 病理検査室
    人体の組織(手術臓器、内視鏡で採取された組織)から標本作成を行い、疾病の原因や範囲を顕微鏡で調べます。
    診断は三重大学附属病院の病理医に依頼しています。
    細胞検査は人体の細胞(喀痰・尿・体腔液など)を染色し、顕微鏡で癌細胞を調べます。

生理検査室

心電図、肺機能検査、脳波検査、聴力検査、超音波検査などを行っています。

    • 心電図検査
      心臓の電気信号の状態をチェックする検査です。
      不整脈や心臓の筋肉に異常がないかがわかります。
      負荷心電図、ホルター心電図(24時間・7日間)も実施しています。
  • 超音波検査
    人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音を超音波といいます。
    超音波は臓器や組織の境界で反射する性質があります。
    この性質を利用して反射してくる音を受診し画像を作り出します。
    検査対象部位は心臓・頸動脈・下肢・腹部・甲状腺などです。

  • 肺機能検査
    肺がどれだけ空気を取り込みどれだけ吐き出すことができるか、肺の能力を調べる検査です。
  • 脳波検査
    脳の電気信号を記録し、活動状態を調べます。
    一般的にてんかんや意識障害、脳器質疾患などの診断に役立ちます。

その他、聴力検査、ABI検査、骨密度検査も実施しています。
超音波検査等については他院からの予約検査を受託しております。

資格取得状況

  • 細胞検査士 2名
  • 認定病理検査技師 1名
  • 認定輸血検査技師 1名
  • 認定一般検査技師 1名
  • JHRS認定心電図専門士 2名
  • 循環器領域超音波検査士 1名
  • 緊急臨床検査士 1名
  • 化学物質管理者 1名
  • 精度管理責任者 1名
  • 臨地実習指導者 1名
  • 有機溶剤作業主任者 1名
  • 感染性廃棄物安全処理推進者 1名
休診・代診 情報

休診・代診情報はありません。

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