三重大学医学部附属病院と医療連携

三重大学医学部附属病院との連携

当院は幅広い領域で三重大学医学部附属病院と連携しています。まずは地域の受け皿となる頼りがいのある病院として、さらに高度な治療が必要な場合も、救急医療から、専門的ながん治療、大学非常勤医師による専門外来など、シームレスな医療連携を心がけています。

連携の実際

  • 救急医療
    • 救急輪番日を含む、大学病院から救急医師の日当直派遣
    • 3次救急が必要な場合、画像転送システムなどを利用した迅速な大学病院転送
  • 消化器がん治療
    • 複数の治療手段(手術、化学療法、放射線治療、熱凝固療法など)を組み合わせるがん集学的治療において、三重大学放射線科・消化管外科・呼吸器外科などと連携し、肺切除、肺・肝へのラジオ波治療・定位放射線治療、骨転移への緩和的放射線照射などを紹介。治療終了後は再び当院でベースのがん治療を継続。
  • 乳がん治療
    • 大学病院からの専門外来サポート
    • 乳がん手術におけるセンチネルリンパ節生検、術中迅速病理検査対応
  • がんゲノム医療
    • 遺伝子の変化に基づくがんの個別化治療(固形がん対象)を目的に「三重大学医学部附属病院ゲノム診療科」と連携しており、手術や内視鏡生検で得られた腫瘍組織を提供し、がん遺伝子パネル検査を行っています。
  • 血液がん治療
    • 2021年4月、当院のサポートにより三重大学大学院医学系研究科内に寄付講座「先進血液腫瘍学講座 教授 山口素子先生」が開設されました。血液腫瘍、特に悪性リンパ腫とその類縁疾患に関する研究・教育・診療を主な目的とするもので、大学の専門医師による治療を当院にて受けられる体制を構築しています。
  • 大学病院からの非常勤医師による専門外来

    糖尿病、血液腫瘍、脳神経内科、脳神経外科、肝臓内科、呼吸器外科、整形外科、乳腺外科、腫瘍内科

  • 医学教育連携
    • 大学病院初期研修医の救急研修、地域医療研修など
    • 三重大学医学部生の消化管外科実習における院外外科実習など
    • 大学病院放射線科専門医によるCT/MRI画像検討会
  • 地域医療貢献
      • 大学病院外来患者のCT・MRI検査予約(大学病院電子カルテから当院での画像検査予約が可能。特別に設定した回線で大学病院医師が自院にて画像確認ができます。CT/MRIとも大学病院同等の高レベルな装置を設置しています。)
      • 大学病院における「高度急性期」終了後、在宅に向けての継続加療・リハビリなどの受け入れ